言語聴覚士の職務経歴書は募集ごとの指定を先に読む

職務経歴書が自由形式でも、応募条件や他の提出書類は自由になりません。まず、対象年齢の経験と書類ごとの指定を分けて読みます。

ST公式募集2件の応募条件と書類指定の抜粋
募集例経験・資格の条件職務経歴書履歴書
国立成育医療研究センター/任期付常勤STST資格と小児リハビリテーション診療経験。入院・外来のST業務形式自由。志望動機を記載指定Excelを、Excelファイルのまま提出
久留米大学/令和8年度採用の正規ST既卒のST有資格者。大学病院リハビリテーション部の募集職歴がある人のみ提出。様式任意指定様式。必ず手書き

表の出典国立成育医療研究センター「言語聴覚士(任期付常勤職員)の募集」(取得日 2026-10-18)久留米大学「令和8年度採用 言語聴覚士(正規職員)の募集」(取得日 2026-10-18)国立成育医療研究センター:言語聴覚士(任期付常勤職員)の募集 ↗ 久留米大学:令和8年度採用 言語聴覚士(正規職員)の募集 ↗

2026年10月18日に読んだ募集例です。掲載は募集継続や個人の応募資格を保証しません。免許証の写しなど、全提出物は各募集の原文で確認してください。

成育の例では、職務経歴書に志望動機が必要です。久留米の手書き指定は履歴書に対するもので、職務経歴書の指定とは別です。

小児診療経験という条件があれば、成人の担当経験だけを小児経験として書けません。見学や研修だけの場合も、条件を満たすと自己判断せず採用担当へ照会します。

ハローワークの作成資料も、応募先に応じた記載を勧めています。共通の完成例を丸ごと写す前に、今回の募集が求める事実を選びましょう。 厚生労働省 ハローワーク:職務経歴書の作り方 ↗

言語聴覚士の職務経歴書へ募集要件と事実をつなぐ

次の票は、募集要件を自分の書類へ移すための編集部の整理票です。角括弧を自分の事実で埋め、分からない欄は空欄のまま残します。応募先の指定様式の代わりにはなりません。

募集文言から記載欄へつなぐ空欄票
照合する募集条件自分の事実を記入書類に置く欄不足していたら
自分の応募先[ ]/募集文言[ ]対象年齢[ ]/期間[ ]/領域[ ]/担当区分[ ]/自分の役割[ ]記載する欄[ ]/書く事実[ ]不足する経験[ ]/照会すること[ ]
成育の例:小児の診療経験対象年齢[ ]/勤務期間[ ]/領域[ ]/担当区分[ ]職務経歴の業務内容に、実際の対象と担当範囲成人経験・研修だけなら小児経験とは書かず、応募可否を照会
成育の例:内外の関係者との協力関係職種[ ]/場面[ ]/自分の役割[ ]職務経歴の連携業務に、自分が行った共有・調整チーム全体の役割だけなら、自分の役割を切り出す
成育の例:志望動機を記載募集業務[ ]/対応する経験[ ]/学ぶ必要のある範囲[ ]職務経歴書の志望動機欄経験要件が不足する場合は、熱意の記載だけで補わず照会
久留米の例:職歴がある人の職務経歴書勤務先[ ]/所属[ ]/期間[ ]/業務[ ]任意様式の職歴欄に、期間と業務を対応させる対象となる職歴や書式が不明なら採用担当へ確認

表の出典国立成育医療研究センター「言語聴覚士(任期付常勤職員)の募集」(取得日 2026-10-18)久留米大学「令和8年度採用 言語聴覚士(正規職員)の募集」(取得日 2026-10-18)国立成育医療研究センター:言語聴覚士(任期付常勤職員)の募集 ↗ 久留米大学:令和8年度採用 言語聴覚士(正規職員)の募集 ↗

「領域」は言語・聴覚・摂食嚥下など、実際に経験した範囲を書きます。協会の職務紹介には幅広い領域が載りますが、全部を経験欄へ並べる必要はありません。 日本言語聴覚士協会:言語聴覚士とは ↗

対象年齢と経験の整理から始めたい方は、STの担当領域を整理する項目へ進んでください。成人から小児への応募条件は、小児転職で経験を照合する項目でも確認できます。

患者名や個人を特定できる情報は記入しないでください。経験を説明するときも、年齢層や自分の役割など必要な範囲に絞りましょう。

自分の確認結果を残すときに

確認票を保存する(表計算用TSV) ↓

空欄は未確認のまま残せます。患者情報は記入しないでください。記入内容を当サイトへ送信する機能はありません。

言語聴覚士の職務経歴書は自分の担当範囲を明示する

同じ領域でも、担当した業務と見学した業務では記載する内容が違います。下表は架空の経歴例ではなく、自分の事実を入れる文の型です。

実際の関わり方に合わせる記載の型
経験の区分記載する内容の型分けて残すこと
担当として実施[対象年齢]の[領域]で[業務]を担当。[他職種]へ[内容]を共有自分の担当範囲と、指示・相談の体制
指導下で実施[指導者の職種・役割]の指導下で[業務]を実施指導を受けた範囲と、今後も支援が必要な業務
見学・同行[領域]の[業務]を見学/同行担当経験とは別の学習・見学欄
研修の受講[年月]に[研修名]を受講し[内容]を学習受講歴と実務経験。診療経験へ置き換えない

編集部が作成した記載の型です。「担当」は独断で行うという意味ではありません。実際の指示・指導と自分の役割が読み取れるようにしてください。

件数や改善率を裏付けられない場合は、数字を作って埋めないでください。共同の取り組みは、自分の作業と他職種の役割を分けて記載します。

協会の倫理綱領でも、関連職種との協力と自らの責務を挙げています。連携に参加した事実だけでなく、その中で自分が果たした役割を説明しましょう。 日本言語聴覚士協会:定款・設立趣意書・倫理綱領 ↗

経験が足りない部分は、学んだ内容と今後必要な指導を分けて伝えます。ただし、小児診療経験などの必須条件を満たすかは別に確認が必要です。

言語聴覚士の職務経歴書を整えたら応募可否を確認する

確認票を埋めたら、次の3つの分岐で進めます。表現を整える前に、応募できる条件かどうかを決めてください。

募集条件と照合した後の行動
照合結果次の行動相手へ伝える内容
条件に対応する事実がある指定様式・提出方法をそろえて応募準備対象年齢、期間、領域、自分の担当範囲
条件の意味や経験の扱いが分からない採用担当へ照会し、回答を残す募集文言と自分の経験、どの条件の判断を求めるか
必須条件に合う経験がないその条件を満たすと書かず、別の募集も探す経験に合う募集か、指導・教育の条件を確認

照会文は「募集の[条件]について、私の経験は[事実]です」と始めます。続けて「この経験で応募対象となるか、確認をお願いします」と尋ねてください。

回答が来るまでは、未経験の業務を担当できると書き換えないでください。資格名だけでなく、対象領域と指導体制が合う別の募集を検討できます。

年月の一致や提出漏れなどの共通確認は、職務経歴書の提出前チェックにまとめています。リンク先の募集例はPT向けなので、書類指定は今回のST募集を優先してください。

次にすること

応募したい募集を1件選び、確認票の最初の行に募集文言と自分の事実を書いてください。条件を満たすか判断できない場合は、その行を採用担当への質問に変えます。

言語聴覚士の転職先はどう選ぶ?成人と小児の業務と体制を比較 言語聴覚士の小児転職はどう選ぶ?対象年齢と経験条件を確認 理学療法士の職務経歴書は何を書く?経験と応募先の要件を結ぶ

出典と確認した資料

  • 国立成育医療研究センター「言語聴覚士(任期付常勤職員)の募集」 ↗
    資料の対象・日付を確認
    表・項目
    応募資格・業務内容・提出書類
    対象
    当該任期付常勤ST募集への応募者
    対象時点・期間
    2026年10月18日時点の掲載内容
    公表日
    初回公表日は不明(取得日とは別)
    取得日
    2026-10-18
    確認版
    2026年10月18日に読んだ掲載内容
    読むときの注意
    指定Excel履歴書と自由形式の職務経歴書は別の書類です。募集状況と応募資格は最新の募集要項で確認してください。
  • 久留米大学「令和8年度採用 言語聴覚士(正規職員)の募集」 ↗
    資料の対象・日付を確認
    表・項目
    応募資格・提出書類
    対象
    既卒のST有資格者を対象とする当該募集
    対象時点・期間
    令和8年度採用募集、2026年10月18日の掲載内容
    公表日
    2026-09-17
    取得日
    2026-10-18
    確認版
    2026年10月18日に読んだ掲載内容
    読むときの注意
    手書き指定は履歴書です。職務経歴書は職歴がある人が提出し、様式は任意と案内されています。
  • 厚生労働省 ハローワーク「職務経歴書の作り方」 ↗
    資料の対象・日付を確認
    表・項目
    冊子1〜3ページ、応募先に応じた記載
    対象
    一般の求職者
    対象時点・期間
    2026年5月版
    公表日
    2026-05
    取得日
    2026-10-18
    確認版
    2026年5月版
    読むときの注意
    職種共通の資料です。応募先の書類指定を優先してください。
  • 日本言語聴覚士協会「言語聴覚士とは」 ↗
    資料の対象・日付を確認
    表・項目
    言語聴覚士の仕事・多職種連携
    対象
    言語聴覚士の職務領域
    対象時点・期間
    2026年10月18日時点の掲載内容
    公表日
    初回公表日は不明(取得日とは別)
    取得日
    2026-10-18
    確認版
    2026年10月18日に読んだ掲載内容
    読むときの注意
    職務全般の紹介です。本人の経験範囲や応募先の業務は個別に確かめてください。
  • 日本言語聴覚士協会「定款・設立趣意書・倫理綱領」 ↗
    資料の対象・日付を確認
    表・項目
    倫理綱領・関連職種との協力と自らの責務
    対象
    言語聴覚士の職業倫理
    対象時点・期間
    2026年10月18日時点の掲載内容
    公表日
    初回公表日は不明(取得日とは別)
    取得日
    2026-10-18
    確認版
    2026年10月18日に読んだ掲載内容
    読むときの注意
    記入票や職務経歴書にも、患者個人を特定できる情報を載せないよう注意してください。

出典:5件 / ファクトチェック:

出典一覧の「確認版」は今回読んだ資料です。公表日が明記されていないページを、取得日に公表された資料として扱いません。